本記事は、一般社団法人ASIBAのnoteに掲載された記事を、許可を得て転載したものです。

2025年10月19日、板橋区・旧高島第七小学校で棟下式(むねおろしき)第3弾が開催されました。ASIBAは板橋区高島平まちづくり推進課、合同会社ReLink(ASIBA PROJECT LABEL)とのコラボレーションで取り組む高島平アップサイクル・プロジェクトの一環として、解体・廃棄される予定の校舎の材や備品の可能性を考えるワークショップを実施しました。
アップサイクルで記憶を引き継ぐ
かつて東洋一のマンモス団地とよばれた高島平団地がそびえ立つ高島平。1979年に開校した高島第七小学校は、2007年に閉校して以来、長らく活用方法が決まっていませんでしたが、来年度から段階的な解体・建て替えが予定されています。
その思い出を共有し、高七小とお別れする最後の機会を作ろうと立ち上がった取り組みである棟下式。全4回、1年間をかけて式が開催され、来年3月14日にはグランドフィナーレが行われます。

ASIBAとReLinkは、7月に行われた第2弾にも出展し、階段の手すりを解体するワークショップや「記憶のカメラ」を用いた思い出のアーカイブ、家具の制作体験などを実施しました。



今回の第3弾では、体育館の壁材や理科室の備品を使用したアップサイクルの試作品の展示や、廃材の活用アイデアを募集する取り組みを実施しました。校内のさまざまな場所から集めた材や備品を展示し、参加者の皆さんと新たなアップサイクルの可能性について考えました。






ワークショップ会場では、小学校の元職員、卒業生の方などが久しぶりの再会を喜ばれる姿もとても印象的でした。思い出の詰まった材や備品と向き合うことで、高七小のこれまでの歩み、そしてこれからの姿について改めて考える場となりました。
今後について
ASIBAとReLinkは、今後の棟下式第4弾、グランドフィナーレでもさまざまなワークショップを実施予定です。また、板橋区高島平まちづくり推進課と連携する高島平アップサイクル・プロジェクトも、今後さらに取り組みを強化してまいります。ぜひ続報をお待ちください。



