“空き家からつなぐ”すかがわ廃材プロジェクト

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“空き家からつなぐ”すかがわ廃材プロジェクト

consulting fukushima,japan 2026

Concept

解体される空き家から、古材や建具、ガラスなどの「素材」を回収。 地域の作家の手仕事によって新たなプロダクトとして再生させ、販売します。 その収益の一部を解体費用や地域貢献の活動に充当することで、 空き家所有者の負担軽減や社会貢献、地域経済の活性化を実現します。

Impact

本プロジェクトでは、空き家解体時に発生する建材を回収・再利用することで、 環境負荷の低減、廃棄物の削減、地域資源の価値化を同時に検証しました。 単なる廃材回収ではなく、解体前の調査、素材の選別、作り手との連携、商品化までを一体で行うことで、 空き家を地域循環の起点へと転換しています。

CO2 reduction

3.6t-CO2

製造回避と廃棄回避を合わせ、約3,600kg-CO2の削減効果を確認しました。

Recovered materials

1,529kg

木材、ガラス、金属、タイルなど、合計約1.5tの建材を回収・活用しました。

Total value

約68万円

商品価値と産廃削減効果を合わせ、約678,000円のメリットを試算しました。

廃材は「コスト」ではなく「価値」に変わる

回収された建材は、廃棄物として処分されるだけでなく、 照明、家具、小物、アートパネルなどのプロダクトへ再生されます。 解体時の分別と回収によって、処分費を抑えながら、地域の作り手や販売につながる新たな価値を生み出すことが可能です。

回収資材の商品価値 約617,000円
産廃削減効果 約61,000円
合計メリット 約678,000円
数値で見えた環境効果
  • 非コンクリート系廃棄物に対して、約4.05%の廃棄物削減効果を確認。
  • 3.6t-CO2の削減は、一般家庭約1.3世帯分の年間排出量に相当。
  • 杉の木約260本が1年間に吸収するCO2量に相当。
  • 同様の手法を地域内の解体案件へ展開した場合、大きな環境施策の柱になり得る。

Value

すべてを再利用するのではなく、“価値のある素材”を選び出す

コンクリートやアスファルトのように既にリサイクルの出口が確立された素材ではなく、 木材、ガラス、セラミック、建具、意匠材など、埋立処分や焼却に回りやすい素材に着目しました。 建築の記憶や手仕事の痕跡を持つ素材を選び出すことで、環境価値だけでなく、 文化的・地域的な価値の継承にもつなげています。

解体現場は「都市の鉱山」である

回収資材のうち約55%は、希少性・意匠性・地域の記憶を持つ資源として整理されました。 昭和ガラス、ローズウッドの壁パネル、銘木、建具、庭木、タイルなどは、 現代では入手が難しいものや、長い時間を経て価値が宿った素材です。

Possibility

本プロジェクトは、大規模で中央集約型の循環システムではなく、 地域ごとに空き家、解体業者、作家、工房、不動産事業者、研究機関がつながる 小規模で分散型の地域循環モデルを目指しています。 空き家を単に壊すのではなく、解体前の建物を一時的な「資材貯蔵庫」として捉え直すことで、 建築分野を超えた生産者・クリエイターとの連携が可能になります。

解体前にご相談ください

この成果は、すべて「解体前の判断」から生まれています。 解体後では回収・選別できない素材も多いため、空き家の解体、改修、活用を検討している段階でのご相談をおすすめしています。 場所、時期、建物の状況が分かるだけでも対応可能です。

解体前の可能性を相談する

Credit

  • 全体統括:株式会社テダソチマ・株式会社ダイゴビレッジ
  • 建築資材リユース全体統括:ReLink(担当:本多栄亮)
  • 解体工事:株式会社ミライアーク
  • 制作:伏見屋ガラス店・レントウトア・ファニチャーアンドファブリック・かわらまち木工舎
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