About

次の社会へ、モノをつなげる

Vision

解体材をもう一度つなぐ文化をつくり、持続可能な未来を実現する

建物が壊されるたびに、素材や空間の記憶が途切れてしまう 社会ではなく、解体材が次の場所で新たな物語を紡ぎ直す—— 「文化としてのリユース」が根づく未来を目指しています。 資源やエネルギーをただ効率よく使うだけでなく、そこに 宿る意味や想いまで引き継ぐ。

ReLinkは、建築の解体を「終わり」ではなく、 「新たなはじまり」として捉え直す視点から、 持続可能な社会への道を切り拓いていきます。


Mission

建材循環の先をデザインする

私たちは、廃材を再利用するだけのチームではありません。 再び使われる建材に、新たな意味や体験を与えること。 循環をつなぎ直す仕組みを、社会へ提案し続けること。 使い終えたモノたちに、次の可能性を創り出すこと。 ReLinkは、リユースを「素材の再利用」にとどめず、 その先にある人や社会の関係までもデザインしていきます

市場価値へ

2021年度の建築工事出来高は約29兆3000億円にのぼります。建材費が工事費の約2割を占めるとすると、建材市場は年間約5.9兆円の規模を持ちます。 仮にその1%がリユース材に置き換わるだけでも、590億円の新しい市場が生まれる計算になります。 ReLinkは、この大きな可能性を持つ建材リユース市場において、デザインと実践を通じた価値創造を推進し、持続可能な社会の実現に向けたインパクトを創出していきます。

仕組みづくりとしての実践

私たちは、不要となった建築部材が適切に次の利用者へと渡る仕組みを構築し、建材の再活用を促進します。 そのために、 ・データベースの整備 ・マッチング活動 ・解体・再利用のプロセスに関する情報提供 などを行い、建材流通の透明性と円滑性を高めます。 また、設計・施工の現場においてリユース材の活用が当たり前となる環境を整備し、建築の在り方そのものの変革を目指しています。

環境問題への貢献とその可視化

建材リユースは、廃棄物の削減だけでなく、CO₂排出量の低減にも貢献します。 私たちは、リユースによる環境負荷軽減の効果を定量的に可視化し、評価する取り組みも進めています。 カーボンニュートラルの観点からの適合評価 サーキュラーエコノミーへの貢献指標の策定 建築資材のライフサイクル最適化の提案 ReLinkは、空間だけでなく、その裏側にあるロジックと影響力までも、建築の未来に向けて設計していきます

“ビジネス”・“リサーチ”・“デザイン”の三本の柱で、リユース領域全体を拡張する

Reuse Business
リユース材の需要サイド・供給サイドそれぞれに対して設計者として丁寧に向き合い、リユース事業開発を行います

Reuse Research
積み重ねた実績を、体系化されたリユース指標として制度化するために、データの収集・検証を行います

Reuse Design
(ARCHITECT & WORKSHOP)
デザインよってリユースの新たなニーズを創出します。新築主義・大量消費社会の美学を覆し、21世紀にふさわしいリユースカルチャーの創出を目指します

01.解体部材を活かしたデザイン空間の提供

ReLinkは、単なる建材の置き換えではなく、リユー ス素材ならではの存在感や物語を空間に織り込みま す。設計・監理から素材の選定、ストーリー設計ま で一貫して行い、唯一無二の空間を共創します。 これにより、企業や地域が掲げる理念を空間で体現 することが可能になります

02.若手人材と共にリユースの実践と価値創造

ReLinkは、学生や若手建築家とともに、リユースと いう実践の場を通じて学びと挑戦を重ねています。 教育・研究と現場をつなぎ、次世代の人材育成ととも に、新たな価値を社会へ発信する循環をつくります。 「育てること」も、私たちの大切な社会的使命です

Others

03.マッチング

04.学術研究

Award

crQlr Awards 2024にて、”Opalis Award”および”Collective Building”の2つを受賞しました

Ⓒ 2024 Loftwork Inc.

This work is licensed under CC BY-ND 4.0


登記情報
合同会社ReLink

設立
2025年4月

住所
神奈川県川崎市

事業内容
(1) 建築、インテリア及びランドスケープの調査・設計・監理
(2) まちづくり及び地域計画に関連する土地利用の調査・企画・計画・監理
(3) 家具・什器を含む工業デザインの調査・企画・設計・監理
(4) イベントの企画・運営
(5) 上記に関する教育・講演・出版の企画及びアートディレクション
(6) 建築、都市、環境に関する調査研究及びコンサルティング業務
(7) サステナブルな建築資源循環の推進に関する教育・啓発活動及び研究開発
(8) 古物営業法に基づく古物営業
(9) 前各号に附帯又は関連する一切の事業

Member

本多栄亮(ほんだ・えいすけ) / 代表社員

修士(工学)・明治大学理工学部建築学科助手
2023年、水越永貴・杉野喬生と共にReLinkを創設、代表。2019-2020年に学生による設計施工を行う学生団体DaBoの共同代表を務める。卒業設計では赤れんが卒業設計展2021で佳作を受賞。古材を利用した設計などを行う2人組設計チームLinゝメンバー。研究者として建材リユースの流通に関する研究を行う。

水越永貴(みずこし・えいき) / ディレクター

修士(工学)・宅地建物取引士
2023年、本多栄亮・杉野喬生と共にReLinkを創設。大学院ではReLinkを通して設計者に対する中古建材の利用可能性の研究を行い、トウキョウ建築コレクション2024全国修士論文展ファイナリスト・2023年度日本建築学会大会デザイン発表会にて優秀発表賞・2024年度日本建築学会関東支部大会にて若手優秀研究報告賞などの受賞。

渡会裕己(わたらい・ゆうき) / ディレクター

修士(工学)
大学院では「モノはもっと生々しいものではなかったのか」という疑問からモノがもつ意味・物質性について、建築構成の中での関係性を研究していた。特に宗教性、呪術性、悍ましさに着目。

二瓶雄太(にへい・ゆうた) / ディレクター

一般社団法人ASIBA 代表理事
建築の解体を専門とする。理論構築・歴史研究と並行して、解体材の再利用や解体予定の建物の葬送(解体祭)などに取り組み、研究と実践の往復を心がけている。 2022年度 総務省 異能vation 採択 / 2022年度 東京大学 伊東忠太賞 / 2023年 日本建築学会 優秀卒業論文賞

森原正希(もりはら・まさき) / ディレクター

一般社団法人ASIBA理事・NESS(生成AI×まちづくり)
国際NGOを経験後、建築デザインファームやクリエイティブチーム、スタートアップにて活動。
社会変革と建築デザインを紐付けたプロジェクトを展開している。研究テーマは「解築学としての生きもの建築史」

Other Members

我田蒼弥(わがた・そうや)

中井勇気(なかい・ゆうき)

末松拓海(すえまつ・たくみ)

田中幹久(たなか・みきひさ)

田畑快人(たばた・かいと)

甲地美奈(こうち・みな)

根城竣介(ねしろ・そうすけ)

城田茂久(しろた・しげひさ)

吉田恭子(よしだ・きょうこ)

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