記憶とともに、廃校の材を地域へ受け継ぐ 旧高島第七小学校棟下式 第4弾

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本記事は、一般社団法人ASIBAnoteに掲載された記事を、許可を得て転載したものです。

2025年12月13日、板橋区・旧高島第七小学校で棟下式(むねおろしき)第4弾が開催されました。ASIBAは板橋区高島平まちづくり推進課、合同会社ReLink(ASIBA PROJECT LABEL)とのコラボレーションで取り組む高島平アップサイクル・プロジェクトの一環として、解体・廃棄される予定の校舎の材や備品を新たな使い手へとつなぐ「お譲り会」を実施しました。

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高七小の思い出を引き継ぐ

かつて東洋一のマンモス団地とよばれた高島平団地がそびえ立つ高島平。1979年に開校した高島第七小学校は、2007年に閉校して以来、長らく活用方法が決まっていませんでしたが、来年度から一帯の再開発に伴う段階的な解体・建て替えが予定されています。その思い出を共有し、高七小とお別れする最後の機会を作ろうと立ち上がった棟下式。全5回・1年間をかけて開催され、3月14日にはグランドフィナーレが行われます。

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https://www.city.itabashi.tokyo.jp/bousai/machidukuri/chiiki/1031335/1056230.html より

ASIBAとReLinkは、解体・廃棄が予定される高七小の部材とそこに宿る思い出を地域の中で循環させることを目指し、さまざまな取り組みを実施しています。7月の棟下式第2弾では階段の手すりを解体するワークショップや製作体験を、続く10月の第3弾ではアップサイクルを通じた廃材の活用アイデアを募るワークショップを実施しました。

https://note.com/embed/notes/n0ba013e66edf

材を通じて生まれる交流

第4弾では、昇降口にさまざまな部材や備品を並べ、来場者に自由にお持ち帰りいただく「お譲り会」を開催しました。並んだ材は教室の椅子や体育館の壁材、さらには理科室の人体模型まで多種多様。卒業生や関係者をはじめ、訪れた地域の皆さんは一点一点を手に取りながら、さまざまな記憶に想いを馳せていました。

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今回お譲りした材はお一人につき5点まで。持ち帰る際には、その材を今後どのように活用したいか、スケッチや文章で綴っていただきました。「思い出の詰まった備品を記念に」という方から「ちょうど探していた道具が見つかった」という方まで。理由はさまざまでしたが、高七小の記憶とともに、その価値を必要とする方々へ受け継ぐことができたのではないでしょうか。

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会場では、リユース材をきっかけにさまざまな記憶が掘り起こされ、思い出話が飛び交う様子も見られました。リユースという取り組みによって過去と現在、そしてその場に集う人々がつながり、多様なコミュニケーションが生まれることを改めて実感しました。

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今後について

今回は60名を超える方に、合わせて100点以上の部材をお譲りしました。
3月14日のグランドフィナーレに向け、より多くの方とアップサイクルのプロセスを体感し、リユースが生み出す価値を検証してまいります。ぜひ続報をお待ちください。

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